喪女のパパ活

ブサイクのパパ活
高校時代にアルバイトをしていた飲食店で店長をしていたサエジマさんとは、その頃から懇意にしていて、僕が学校を卒業して一般企業に就職した今でも付き合いがある。よく言えば僕に社会のイロハを教えてくれた人だし、悪く言えば僕に悪い遊びを仕込んでくれた人だ。
「最近では、喪女のパパ活狙いだな」と、サエジマさんは言っていた。
喪女とパパ活がどう結びつくのかよくわからないが、だいたい喪女がパパ活をするのだろうか?
「喪女と言うのは、何も恋愛が嫌いなわけではない。自由恋愛が苦手なだけだ」
だからこそ、恋愛下手でも道に迷わないようなパパ活などの型にはまった形式を好む。とりあえず、そう言う型にはまった疑似恋愛行為をして、恋愛慣れしてお金も貯めて、そこからいよいよ自由恋愛へと昇華させたいと言う、喪女のパパ活とはそう言う意味合いがあると言う。
だから、基本はやり捨て。喪女も経験値貯めの一環として割り切っているし、後に引きずることはない。しかも、喪女だけあって経験が少ない分、自分の理想の型と言うものを体得していない。どんな無茶な行為でも「現実とはこう言うものか」と受け入れてくれる。その後は、そのままパパ活にハマる喪女もいれば、「現実なんてこんなものか」と幻滅して去っていく喪女もいるが、それはあくまでも結果だけであって、一晩だけの関係で楽しむにはうってつけの存在なんだそうだ。
サエジマさんは、そうやってパパ活サイトから何人もの喪女を拾ってはやりまくっていると言う話だった。
しかしまあ、今でもそう言う遊びを続けていると言うことは、サエジマさんもまた、自由恋愛とは縁がない寂しい喪男なんだろうな、と思う。アルバイト先で知り合った同僚の女の子と学校を卒業後に恋愛結婚して、今は一男一女をもうけて幸せな家庭を築いている僕には、実は羨ましくも何ともない話なのである。
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