プチ円

プチ援交
大学卒業する時にいろいろと進路を模索したのですが、大学院を選択しました。さして勉強を続けたかったわけではないのに進学を決めたのは、同じゼミの女の子が一足先に大学院進学を表明していたからであり、彼女を追いかけるような形でした。ぶっちゃけて言うと彼女のことが好きで一緒に研究する日々が楽しくて離れたくなかったんです。付き合っているわけではありませんが、同期と言うことで他の人たちよりは仲が良かったつもりです。
ただ、いつまでも親に学費は頼れませんから、ほぼアルバイト中心の生活です。それは彼女も同様でたまに食事などに誘うこともあるのですが、ほぼ「アルバイトだから」と断られますね。結局、彼女と会話ができるのは学内だけなんです。まあ、もともとそれを望んで大学院に進んだので、僕的には満足なんですけどね。
ところが、その日も彼女に食事を断られて、寂しく町で一人で飲んでいると彼女を目撃したのです。彼女は男性同伴で街を歩いていました。ショックでしたね。そりゃ彼女も年頃の女性ですから、カレシの一人や二人いてもおかしくありません。しかし、相手は僕より二回りは上な親子と言っても通用するくらいのおっさんだったのです。そんな二人が仲睦まじく手をつないで歩いているのですから、ずっと片思いの僕にとってはまるで死亡宣告でした。
まあ、後から知った話ですが、彼女はそのおっさん相手にプチ円してたんですよ。プチ円で学費の足しにしていたのです。「別に体売ってたわけじゃないよ。手をつないでデートするだけでお金になるんだから、プチ円って割のいいバイトだよね」と彼女は言っていました。そして「いちおう、私がこういう事している人だってことは知っておいてほしかったんだよね」と僕が交際の申し出をした時に明かしてくれたのです。僕は安心しました。彼女の言う通り、プチ円で手をつなぐくらいだったら僕の気持ちは変わりません。だって、これからはずっと彼女の手を握っていけるのだから。
ちなみに今は「プチ円やめてから金欠なのよ!」と彼女からセックス1回につきン万円搾取されています。これってただの援助交際なんじゃ・・・。
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